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2020.07.08

2020年「ジェット機墜落事件犠牲者慰霊祭」に50人余が参加(6月30日)

6月30日、午前10時から宮森小学校仲よし地蔵前で、2020年「ジェット機墜落事件犠牲者慰霊祭」を執り行いました。今年はコロナ対策のため規模を大幅に縮小し、遺族と630会の理事のみで行う旨周知して臨みました。しかし、どうしても参加したいという方も足を運ばれ、結局50人余が慰霊祭に参加しました。なかには毎年東京から参加されている白梅女子学園大学の長谷川先生が今年も教え子2人を引き連れて参加していただきました。さらに広島からもこの日のために足を運んでくれた方もいらっしゃいました。私たちの地道な活動が、私たちの知らないところでじわりじわりと着実に広がっている実感を強く持ちました。

 慰霊祭では久高会長が「61年たっても遺族の悲しみは癒えていない」「宮森を平和を発信する場にしていこう」と訴えました。それを受けて宮森小学校の新垣校長も「子ども達がこの事故を継承していくことはとても大切だ」と述べました。さらに若者代表として挨拶に立った仲松祥吾さんは自身が学生の頃に沖国大のヘリ墜落を体験したことを明らかにし、「私たち若者が先輩たちが語ってくれたことを引き継いでいきたい」と述べました。その後、遺族の伊波春代さんが亡き息子を偲んで創った琉歌を「いしちゃーエンサー保存会」の伊波和信さんが屋嘉節に載せて歌を披露しました。事故で突然最愛の息子を奪われた母親の痛切な叫びが心に染み込んでくるような歌でした。コロナの終息を願い、来年の慰霊祭で再会することを誓い合って慰霊祭を閉じました。ご列席された方々には心からの感謝を申し上げます。

黙祷

コロナ禍の慰霊祭

元職員の新里律子先生(右)

焼香

挨拶を述べる久高会長

遺族が作詞した琉歌を屋嘉節にのせて歌う伊波和信さん

校舎改築の業者の方も焼香していただきました

児童会主催追悼式①

児童会主催追悼式②

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