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2019.02.26

立教大学平和学習一行が宮森訪問

 2月25日(月)、立教大学の学生約15名が、「沖縄フィールド・トリップ」という平和学習の一環で、宮森小学校を訪れました。最初に石川庁舎で久高会長から事故の概要と、当時の沖縄の政治的・社会的背景について講話がなされました。参加者は熱心にメモをとり、話に聞き入っていました。講話後の写真見学では、初めて見るジェット機事故のすさまじい現場写真に胸を痛めている様子でした。その後、墜落現場に歩いていきます。最初の墜落現場である金城さんの家があった場所、幼い子供が亡くなった当時6区8班の場所で立ち止まって説明がなされます。その後宮森小学校へ移動。

 仲よし地蔵前では犠牲者の冥福を祈って、1分間の黙祷をささげました。参加者からは「630会が50年後に結成されたきっかけは何ですか?」「パイロットはどうなったんですか?」等の質問がありました。久高会長から「事故当時2年生だった平良嘉男さんが2008年に宮森の校長に赴任。事故を風化させないために立ち上がろうと呼びかけたのがきっかけ」だったことが言われました。また事務局長の伊波からはパイロットはパラシュートで脱出、何の責任も問われていない、むしろ墜落を嘉手納基地や隣接するコザ市をさけたことを評価すると司令官から賞賛されたこと等が話されました。

 今回の企画は立教大学のキリスト教教育研究所が主催したもので、4日間の沖縄学習になっています。若者の政治的無関心が憂慮される昨今、若い学生たちが沖縄戦や基地問題に関心を持ち、沖縄まで足を運び学ぶ姿勢を見て、私たちも大いに鼓舞されました。

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