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2018.11.23

うるま市の民泊の高校生200名余が宮森ジェット機事件を平和学習(11月22日)

11月22日(木)うるま市与那城中央公民館で禮之会主催で、うるま市に宿泊している民泊の高校生200名余が宮森ジェット機事件を学習する講演会が行われました。630会の久高会長が約40分にわたってジェット機事件の講話を行いました。「今日の話を聞いて、命の尊さ、平和とは何か、どのようにしたらこのような悲惨な事故が二度とおこらない社会をつくれるか真剣に考えて欲しい」と冒頭で訴え、久高会長はパワーポイントを使いながら事故の事実を話しました。

 講演に先立ち、民泊のホストでこの事故の体験者4名の方から証言のお話がありました。池原俊光さんは当時は伊波小学校でしたが、行商人のおばさんが頭にのせていた籠に火の粉がおち、必死ではらっていたとのお話をされました。当時在校生だった玉城欣也さん(当時2年生)、石川徹さん(当時1年生)は現場での生々しい体験を話しました。特に玉城さんからは焼け焦げた死体を直に見たとの生々しい体験を話され、高校生たちは息をのむように聞き入っていました。当時宮森小学校の比嘉教頭先生の娘の新城悦子さん、比嘉智加子さんも紹介され、新城さんから「事故後、父はジェット機の爆音を聞くたびに『逃げろ!』tと叫んで外に飛び出すことがあった」との話がありました。

 参加した高校生たちは沖縄の負の側面もしっかり勉強し、それぞれ思いをあらたにしたことでしょう。うるま市では民泊事業が盛んになり、地域活性化に大きく貢献していますが、その中で平和学習も取り入れるなどして630会の役割もいよいよ大きくなっています。

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