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2024.07.10

65周年「石川・宮森小米軍ジェット機墜落事件」犠牲者慰霊祭を執り行いました(6月30日)

6月30日(日)、宮森小学校で「石川・宮森小米軍ジェット機墜落事件」犠牲者慰霊祭を執り行い、のべ300人が参加しました。今年は事故から65年目の節目にあたり、仲よし地蔵での焼香後、宮森小学校の体育館で追悼式典を行いました。式典では最初に、音楽家の海勢頭豊氏がこの日のために作曲した「630の誓い」を披露し、感動の拍手で迎えられました。次に、宮森小学校6年生全員が「ふくぎの木」の合唱と「平和の誓い」の輪読を大きな声で披露しました。久高会長、遺族代表上間義盛さんの挨拶の後、玉城デニー県知事、中村正人市長をはじめ、多くの来賓の方々から追悼のお言葉をいただきました。最後に登壇した同窓生代表の上間順一氏は「きな臭さが最近の沖縄に漂っている」「県民だからこそ声を大にして言える言葉がある。ノーモア・ウォー、ノーモア・宮森。二度と戦争、墜落事故を起こしてはいけない」と訴え、大きな拍手に包まれました。

 今回の65周年慰霊祭には、事故当時幼稚園生で頭蓋骨骨折の重傷を負った山本恵子さん(旧姓山城)が初めて慰霊祭に参加し、「6月30日には事故を思い出し、犠牲者を追悼したい。慰霊祭に参加できて良かった」と涙ながらに語っていました。また、今回の慰霊祭には宮森小学校6年生の参加をはじめ、石川中学校、伊波中学校、アミークス小中校、石川高校の多くの生徒たちがボランティアで参加し、駐車場係や飲み物配布等の活動を一生懸命やってくれました。文字通り地域一体型の慰霊祭になりました。

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